中国発のファストファッションアプリSHEINがアマゾンを抜きアメリカで最もダウンロードされたショッピングアプリに
(出典元:SHEINオフィシャルモバイルサイト)
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アプリ調査会社App AnnieとSensor Towerの2021年5月17日までのデータによると、中国の越境ファッション電子商取引アプリSHEINは世界54カ国と地域のiOSショッピングアプリのトップを占めていることがわかった。
また、13カ国と地域のAndroidデバイス部門でもトップとなっている。
SHEINは今、アメリカのiOSとAndroidで最もダウンロードされたショッピングアプリとなり、アマゾンさえも超える好調ぶりとなっている。
SHEINは2008年に中国 南京で創立され、トレンド感がありリーズナブルなアパレル商品をメインとし、自身のアプリを中心としたオンラインプラットフォームを通じ、ヨーロッパ、アメリカ、オーストラリア、中東などのマーケットで販売している。
昨年の売り上げは100億USドルに達し、前年比でほぼ倍の成長となっている。
独自の生産チェーンを構築していることが特徴で、企画・デザインから生産までの全ての工程を自社管理していて、かつ高度にデジタル化されているため、エリアごとの流行を分析したデータをもとに凄まじい速度で何百種類もの新商品を生産・投下することができる。
創業された中国よりもアメリカやオーストラリアなどの諸外国で人気があることも特徴である。
高度にデジタル化されたビジネスモデルで、かつ将来的にはこのプラットフォームシステム自体を他社商品に活用していくことも考えられるため、今後もH&MやZARAといったファストファッションブランドのみならず、アマゾンなどのECプラットフォームにとっても脅威になっていく可能性があるだろう。
兒玉キミト
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