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売上減の中でオンラインの伸びを見せたNIKE中国から見る新しい消費の拡がり

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(出典元:耐克 – Nike.com <中国>)

NIKEが2019年度の第3四半期(2020年2月29日まで)の業績を発表。売上はウォール街の予想を超え、101億USドルを突破した。

これは、北アメリカで前年比4%、ヨーロッパで前年比11%成長したことが大きな要因。第三四半期のスパンの中では、北アメリカとヨーロッパのマーケットは新型コロナウィルスCOVID-19による打撃はまだそこまで大きくなかったことがうかがえる。

一方、近年成長著しい中国大陸マーケットは新型コロナウィルスCOVID-19の大きな影響を受け、22期連続二桁成長を続けていた売上は4%マイナスとなった。

2月に中国大陸のほとんど全ての店舗を営業停止していたことが大きな要因。

本記事の内容

  • 全体売上はダウンしたが、大幅に伸びたオンラインでの業績
  • コロナウィルス問題がきっかけで拡がった新しい消費の形

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全体売上はダウンしたが、大幅に伸びたオンラインでの業績

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一方、中国の消費者に自宅での運動を促進したことは好影響を与え、NIKE Traning Clubの新規登録者の増加は驚異的なものがあり、アプリ内のアクティブユーザーの数は、前のシーズンと比べて80%増加したとのこと。

その流れと連動するように、オンラインでの売上は前年比30%以上の成長となったことがとても興味深い。

また、2020年3月下旬現在では中国大陸全体の80%の店舗が運営再開し、一級都市を中心に徐々に売上回復の兆しが見えてきているようだ。

中国とは逆に、世界中での新型コロナウィルスCOVID-19の拡がりを受け、3月16日からはほぼ全ての国で営業停止中となっている。(日本と韓国は他の国と比較すると、割合営業を継続してはいる)

第4四半期は、中国以外の国での売上確保、対策に追われることになっていくだろう。

コロナウィルス問題がきっかけで拡がった新しい消費の形

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新型コロナウィルスCOVID-19は、世界規模よりいち早く、中国経済に大打撃を与えている。街は徐々に日常を取り戻しつつあるが、経済の回復はまだまだ時間がかかるだろう。

ただ、その一方で、今回がきっかけとなり、「ライブストリーミング導入の増加」「アプリ内消費の増加」「飲食デリバリーアプリの活用店舗の増加」など、新しい消費の形が生まれたこともたしかだ。

どれももともと存在していたものではあるが、圧倒的な需要が生まれたことで爆発的な浸透や新しい活用方法の模索が始まっている。
» 参考:上海の大型合同展Ontimeshowが2020秋冬の開催を発表

もともと機能としては存在してたものに対しての活用方法に拡がりを見せ、新しいライフスタイル・新しい消費が生まれていく流れはダイナミックで面白いものがある。

中国が、そして世界中が新型コロナウィルスCOVID-19問題を解決していく過程の中で、新しいイノベーションが生まれていく。

暗いデータやニュースが続きがちな2020年ではあるが、各国のイノベーションにも注目していくことで、また違う見え方のする一年にもなっていくだろう。

兒玉キミト

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