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新コロナウィルスの影響は?上海の商業施設の現状を現場からレポート

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(写真はApple Storeの1/27の様子,マスクの着用率も高い)
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コロナウィルスの影響により春節期間の延長を決定

中国 国務院は、本来1月31日までの国定休暇を2月9日まで延長することを発表した。これにより新コロナウィルスによる肺炎の拡大を抑える狙い。

これまでの事態の深刻化を受け、武漢のみならず、経済の中心部である上海でも様々な自主規制が進んでいる。
» 参考:【新コロナウィルスの影響】上海の様々なエンタメやイベントが中止に

先日の報道でも取り上げたように映画館やライブハウス、クラブなどは営業停止しており、中国で人気ナンバーワンと言われている火鍋の海底捞も全店舗運営休止を発表した。

一方で、市民も時間を持て余しており、上海市中心部に位置するショッピングモールiapmでは1月27日ごろから、徐々にではあるが客足が増えてきている。通常時よりはかなり少ないものの、iapm内のApple Storeでは午後は随時30人以上の客数を保ち、地下のスーパーやカフェにもそれなりに人を見かける状況になっている。

95%を超える顧客がマスクを着用し、全ての販売員もマスクを着用している。異様な光景ではあるが、上海中心部ではそれだけ市民の意識が高まっているとも言える。

ZUC ZAG、李寧など、上海で人気のショップでも販売員は一名体制で臨んでいるところも多く、なんとか固定費を抑えながら赤字を避けつつ営業を続けたい意識を感じる。

同じ春節時期で前年比較しても客数が落ちているのは間違いないため、各テナントは今後の売上確保と安全確保を同時に進める対応に追われることになるだろう。

ねずみ年ということでミッキーマウスコラボアイテムの開発に注力してきたディズニーにとっても、一刻も早い事態収束が強く望まれている。

また、一刻も早く事態の収束を願う一方で、日本でも中国でも、アクセス数稼ぎが狙いなのか信憑性にかける情報をSNSで散見する。

誤った情報拡散は事態の混乱を招くだけなので、客観的事実に基づいた情報なのかを検討しながら情報を取捨選択することを強くお勧めする。

兒玉キミト

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