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【2019旧正月】春節の準備はお済みですか【中国の大型連休】

Life

本記事の内容

  • 2019春節(旧正月)前後の中国ってどんな感じ?
  • 大混雑の交通機関
  • 2019春節(旧正月)期間中の日本向けビジネスへの影響
  • 筆者の過ごし方

中国に訪れた事の無い方も、中国は1月1日の元日ではなく、「旧暦の1月1日」を非常に重視するという事を聞いた事が有ると思います。

旧暦は中国、朝鮮半島、ベトナム、そして日本でも使われていました。旧暦の1月1日は毎年不確定で、1月中旬〜2月中旬までの期間で行ったり来たりします。ちなみに2019年の旧暦1月1日は2019年2月5日。すなわち2月5日になった瞬間にする挨拶が「あけましておめでとうございます!」なのです。

と、ここまでは検索でいくらでも調べられる事なので深くは追いません。

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2019春節(旧正月)前後の中国ってどんな感じ?

旧正月

期間は?

これが非常に難しいのです。

日本でも連休の際に人によって休みの期間が違うことがあると思います。
しかし、中国の場合は業態によってもかなりの差が出る為、はっきりと言いづらい部分があります。

私が長年中国に住んで身につけた基準は、

「旧暦の1月1日の10日前〜元宵節(春節(旧正月)最終日の祭日)まで」この期間にもし業務が行えたらラッキー!大事な事はこの期間外に済ませておこう!

というものです。

2019年の具体例はページ下部にて書きます。

新年になった瞬間は爆竹の嵐?

日本在住の皆さんが春節(旧正月)と聞くと思い浮かぶ事。それは新年になった際に爆竹を鳴らす。という事かと思います。

都市部(上海、北京、深セン等)以外では、それはもう盛大に爆竹と花火が鳴り乱れます。

では都市部は?と言いますと、上海では「外環線」内は政府より爆竹花火禁止の通達が毎年出ています。※画像の赤枠の範囲

爆竹禁止

それでも6年程前までは隠れて鳴らしている人も多かったのですが、現在では本当に「無い」と言っても良い程になりました。

大混雑の交通機関

大混雑

交通機関乗車券の争奪戦

2019年で言えば、1月20日頃から各コミュニティ内で「帰郷する為の交通手段が確保出来たかどうか」 の話題で持ちきりとなります。

上海の人口はおよそ2400万人、その内、上海籍では無い人が900万人を越えます。

この人数が帰郷すると考えただけでも恐ろしい事になります。

厳密に言えば、結婚等で上海籍に変わった人はやはり帰郷する可能性があるので、より多くの人が公共交通機関を利用し帰郷すると考えて良いでしょう。

各交通機関ともインナーネットでチケットの購入が可能です。しかし、春節(旧正月)期間のチケットは発売開始日が決められている為、みなさん当日は仕事よりもチケット購入に熱が入ります。

車や寝台列車での帰郷も

余談ですが、私に協力してくれている工場の責任者Lさんは四川出身です。

今年はいつ仕事が終わるか分からず、車での帰郷を検討中だそうです。上海から四川まで車で26時。。去年は寝台列車を選択し、片道20時間。

2019春節(旧正月)期間中の日本向けビジネスへの影響

春節

私が身を置く生産業界を例に出します。

物流で言えば、日本へサンプル等の小型貨物を送る場合、おそらく2月1日が最終集荷日で、コンテナ便等も2月1日までには手続きを済まさないと春節(旧正月)前出荷品として日本には到着しないと思われます。

【生産の現場は下記のようになります】
バッグ、帽子、靴下、衣類雑貨の縫製工場 1月28日まで
デジタル製品メーカー出荷部門 1月30日まで

生地染色工場は12月20日に春節(旧正月)前の出荷のラストオーダーを取り始めていました。

【ちなみに筆者の行きつけのお店は】
行きつけのアパレル&コーヒーショップ 2月2日まで
行きつけのラーメン店 1月31日まで
家の向かいのおばちゃんがやっている売店 2月1日まで

私が日頃お世話になっている方々は2月3日〜2月14日頃までお休みという事になりそうです。

ただ、上記した用に元宵節までは春節(旧正月)ムードが少なからず有りますので注意は必要です。

筆者の過ごし方

過ごし方

この期間は上海から人が減り、人でごった返していた場所が無人になり、とても寂しい雰囲気が漂います。

その静かな上海が個人的には大好きで、
カメラ片手にストリートスナップを楽しんでいます。
» 参考:【中国のストリートスナップは消費期限が近づいている?】

帰郷の必要が無い上海人や、上海に残っている日本人の友人と食事をしたり、昼からお酒を飲んだりと結構楽しい事が多かったりします。

春節(旧正月)が仕事に及ぼす影響も大きいですし、問題に繋がったりもしますが、日本のお正月と中国の春節(旧正月)、2回のお正月を味わえると考えればちょっと得した気分にもなるもんです。

富永大介

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