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中国のアパレル展示会は日本と全然違う【進出したいブランド必見】

Fashion

中国では、上海ファッションウィークという大型のファッションのお祭りがあり、その期間中、大小さまざまな合同展示会が行われています。

中国マーケットに進出するインターナショナルブランドは、
この期間中の展示会に出展することがとても多いです。

その中でも注目すべき展示会をご紹介します。

ポイント

日本とは仕入れなどに関しても考えが違いますし、後半では結果を出すコツを具体的に説明します。3分程度で読めますので、中国の展示会事情を是非ご一読ください。

本記事の内容

  • 日本とは全然違う!中国のアパレル展示会 バイイング事情
  • これだけは外せない!中国の大型アパレル合同展示会
  • 日本のアパレルブランドが展示会で結果を出すコツ【重要】

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日本とは全然違う!中国のアパレル展示会 バイイング事情

モデル

年2回の展示会シーズン

中国も日本同様、春夏、秋冬が基本のシーズンカテゴリです。
年に2回の展示会シーズンに、各ショップのバイヤーは仕入れのために走り回ります。

中国アパレル展示会,日本との違い

ただし、日本と大きく違うのは現シーズンの現物商品仕入れのプライオリティの高さです。そのシーズンの商品消化進捗を見ながら、売れ筋で足りない商品の追加仕入れだったり、新鮮さを出すための新商品の仕入れだったりにとても重きをおいています。

上海のような都市部の百貨店だったりハイエンドセレクトショップは別としても、地方のセレクトショップやEC専門のショップだったりは、今日仕入れて明日売れるものを常に探しています。

デザイナーズブランドに対しても同様です。
「来季に向けてこれくらい仕入れるけど、それとは別に来週発送できる商品はどれ?」
みたいな商談の仕方もよくあります。そういった商談の場合、小ロットながら即金支払いであることも大きな特徴です。

その背景にはまだまだ中国は消費者の購買力が強く、中国のアパレル・ファッション市場規模は継続拡大を続けているという事も要因だと感じます。
» 参考:【中国アパレル】市場規模はこんなに伸び続けている【EC,通販も】

これだけは外せない!中国の大型アパレル合同展示会

アパレル展示会

現在では上海が展示会のメイン

北京や深圳でも大型展示会はありますし、実際、北京が主流の時代もありました。ただ、2018年現在は、中国のファッション展示会のメイン舞台は上海です。

4月と10月の上海ファッションウィーク期間中には、ブランドのランウェイショーも多数行われると同時に大小さまざまな展示会が開催され、中国全土からバイヤーやファッション関係者が集まります。特に、200ブランドを超えるデザイナーズブランドを揃える、人気の大型合同展示会がいくつかあります。ここでは、2018年時点で注目の、合同展示会を紹介します。

mode shanghai

mode
(出典元:mode shanghai)

上海ファッションウィークの主催側もオフィシャル展示会と公称している展示会。
ブランド単体での出展よりも、ショールームのような複数ブランドでの出展形式が多い。ここ数年、毎シーズン会場を変更し続けてきたがようやく固まった模様。
»www.mode-sh.com

ontimeshow

ontimeshow
(出典元:ontimeshow)

上海ファッションウィークの主催側が、サブオフィシャル展示会と公称している展示会。3つの展示会でもっともスタイリッシュで、運営側主催者側ともに、セルフブランディングを重要視している展示会。
ブランド単体出展、ショールーム型出展どちらもある。ここ数年、会場はずっと同じアート・レジデンスエリアで、運営側オフィスも会場近くに位置する。
»www.ontimeshow.com

showroom shanghai(时堂)

showroomshanghai
(出典元:showroom shanghai(时堂))

中国のファッション業界著名人3人が集まり立ち上げた展示会。
ここ数年、毎シーズン会場を変更し続けてきたがようやく固まった模様。

ここでは、各展示会の運営能力や集客能力などについては言及しませんが、
この3つは他の展示会よりも集客力、知名度ともに圧倒的に高いことは間違いありません。独自のネットワークやコネクションがない限りは、インターナショナルブランドはこれらの合同展示会から中国マーケットを狙っていくことがセオリーになっています。

日本のアパレルブランドが展示会で結果を出すコツ【重要】

apparel

日本のアパレルブランドも増加傾向にあります

どの合同展も、インターナショナルブランドの参加は年々増えています。
日本ブランドも、小さいものも含めると100を超えています。その背景には、『リスクもあるけど、やはり中国マーケットは大きいので、進出していきたい。』と言ったご相談も多いです。

中国アパレル展示会でのポイント

そんな中、日本のブランドが合同展で結果を出すコツは何なのか。コツは無数にありますが、例えばこんなことがあげられます。

  • 中国人の消費者、バイヤーから見た上代の検討
  • 中国人バイヤーが見やすいスワッチ、オーダーシートの作成
  • 中国人バイヤーにとってささりやすい商品ポイントの整理とそのプレゼンテーション
  • 日本(本国)でなぜ人気があるのかというポイントの整理
  • 意思決定までのはやいスピード感

一見するとあたりまえのことが多いのですが、インターナショナルブランドはそれがあまりできていない、というのが現状でもあります。

また、ひとくちにバイヤーといっても、百貨店、ショッピングモール、路面店、オンラインプラットフォーム、ポップアップなど業態はさまざまなので、相手に合わせて商談を進めていくことも重要です。

拡大し続ける中国アパレルマーケット。

日本ブランドの存在感が、これからもっともっと増していかなければならないです。

兒玉キミト

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