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コピーブランドのシュプリーム イタリアが本家シュプリームに完全敗訴し、創業者は収監・賠償へ

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(出典元:WFN撮影)

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Bloomberg Newsの報道によると、Supreme Italia(シュプリーム イタリア)の創業者2名が刑務所への収監と高額の罰金が課せられる可能性が高いことがわかった。

Supreme Italia(シュプリーム イタリア)は本家ニューヨーク発祥のSupreme(シュプリーム)の模倣ブランドとして、2015年前後にMichele di Pierro (53歳)とその息子Marcello (24歳)が始めたブランド。

Supreme Italia(シュプリーム イタリア)は2015年ごろから世界各地で商標権を取得し、2018年には中国においてサムソンがSupreme Italia(シュプリーム イタリア)とのコラボレーションを発表(※その後サムソンはコラボレーション取消を発表)し、2019年には上海に旗艦店もオープンさせ話題となった。

その後、本家Supreme(シュプリーム)の各種関係者への働きかけの努力が実を結び、2020年に中国における本家側の商標取得が成功し、今回ついに訴訟においても本家が勝利する形となった。

Bloomberg Newsの報道によると、Michele di Pierro は8年、Marcelloは3年の刑期が課せられる可能性が高いとのこと。

また、Supreme Italia(シュプリーム イタリア)からSupreme(シュプリーム)に支払われる賠償金は750万ポンド(約11.5億円)にも昇る見込み。

ただし、Supreme Italia(シュプリーム イタリア)の口座には300ポンドあまりしか残っていないため、支払い能力も含め、今後審議されていくことになるだろう。

以前から商標権の悪用が多く、本来のブランド側が泣きを見る事も多い中国ではあるが、ブランド側が完全勝利したという意味において、グローバルスタンダードに近づく意味で、今回の結末は今後の大きなケーススタディのひとつになっていくだろう。
 

兒玉キミト

 

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