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【上海のストリートシーンが90年代の裏原化??あらゆるトレンドが渦巻く上海の今】

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(出典元:SOULGOODSオフィシャルサイト)
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今、上海のストリートシーンが大いに盛り上がりを見せている。

数年前までは中国はメンズが弱い、男性の購買比率が……という話は定説として根付いていたがここ数シーズンであっという間に状況が変化した。

中国発、Made in Chinaを前面に押し出し、世界的なネームバリューを持つブランドとコラボレーションを行い、瞬く間に知名度を上げていくブランドも多く存在している。

各ブランドのスタンスや多発的にトレンドが発生するシーンを見ていると、高橋盾氏、NIGO氏、藤原ヒロシ氏らが中心となり90年代半ばに日本で一大ムーブメントを起こし、ストリートを席巻した『裏原』の雰囲気に非常に似ている部分が多い。

ブランドやショップを運営している彼らの多くは仲間内でコラボレーションを行ったり、映像やスチール撮影を担うクルーと共存している。

更にこの盛り上がりをサポートしているのが上海のナイトシーンの存在だ。

ここを拠点に交流や様々な情報交換を行い、アイディアを出し合っている。その結果、毎週末には各所でオフラインイベントが多数開催され、更なる交流が生まれていくという好循環。

彼らの中にはブランドやショップを運営する傍ら、クラブやバーの経営をしている者も多いことが一つの特徴である。

ストリートブームに拍車をかける、北京発のストリートブランドSOULGOODSが上海に進出

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(出典元:SOULGOODSオフィシャルサイト)

2016年にMade in Chinaのスタイルとカルチャーを新世代に広げることを目的に開始したブランド。オールドスクールヒップホップスタイルを落とし込んだデザインが人気を呼んでいる北京の雄SOULGOODSが2019年11月、上海に旗艦店をオープンさせた(現在北京 2店舗、上海 1店舗)

旗艦店ではNIKEなどの限定スニーカーも取り扱うほか、BEDWIN&THE HEARTBREAKERSやWhite Mountaineering、retaWなどの日本ブランドも取り扱っており、上海のストリートシーンに拍車をかける存在になることは言うまでもない。

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ここに、デジタル先進国と言われる自国の強さとマーケティング戦略、ファッションメディアの数の多さもこのムーブメントを押し上げる要因となっている。

キーワードは”国潮” – Made In China – が示す未来

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アンダーグラウンドから発信したものが、国土の広さや人口、デジタル先進国が故にすぐにオーバーグラウンドになってしまうジレンマや葛藤、そこに対するスタンスの違い等はあるものの、共通しているのは『Made In China』への姿勢であると言えるであろう。
» 参考:【中国を賑わす「国潮」とは何か】中国ブランドリーニン(李寧)の躍進の秘密

かつてのMade In Chinaへのパブリックイメージを払拭し、自国の若者へ新たな価値観を提示していく。

現在は中国国内でのみ展開、盛り上がりを見せるムーブメントではあるが、この中から世界的なトレンドセッターが生まれる日もそう遠い未来ではないのかも知れない。

石本 ヨウジ

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