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【中国最大級の合同展示会 Ontimeshowをレポート】

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今季も上海ファッションウィーク期中、10月10日から10月13日にかけて中国最大級の展示会
Ontimeshowが上海のアートエリア内WEST BAND ART CENTERにて開催された。
» 参考:中国のアパレル展示会は日本と全然違う【進出したいブランド必見】
今シーズンも前回同様、中国国内のファッション業界関係者を中心に2万人以上の来場者が会場を訪れた。

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世界中のブランドと中国から多数のバイヤーが来場【Ontimeshow】

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全世界から約150を超えるブランド、ショールームが集結し中国マーケットにおけるファッションの隆盛を身をもって体験した。

これまでと引き続き中国国内からは上海、北京、深セン、広州といった一級都市から来場するバイヤーが非常に多い印象。全体数としてはまだ見劣りするが成都、杭州、天津、武汉、重庆、いわゆる新一級都市として制定された地域からのバイヤーの数もシーズンを重ねるごとに、見かける機会が増えている。

日本から出展したブランドからも取引先のアカウント数が増えた、継続出展を続けた結果、数百万単位のオーダーがついた、と中国におけるファッションの”熱”を実感したとの声を直に聞くことができた。

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日本の展示会との違いでいうと、バイヤーが直接会場でオーダーを確定させるといった事例も少なくない。数十万単位のオーダーやデポジットをその場でWeChat Payで支払う姿も多く見受けられたことも、キャッシュレス決済が根付いた国ならではの文化であると言える。

日本国内ではマーケットの縮小に伴い、B to Bのシステムに懐疑的な意見を見聞きすることも多いが、中国ではいまだB to Bの需要の高まりや、各バイヤーのバジェットの多さを体感した結果となった。

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上海市内では家賃や人件費の高騰も手伝い、ことファッションというカテゴリーのみならず様々なカルチャーや価値観が入り乱れ、東京ほどではないにしろある種の飽和状態にあると推測する。

日本のブランド含め海外から出展するケースでは、先に述べたように中国国内における“地方”バイヤーの動向が今後のカギになるのではないかと感じている。

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日本でもMAGIC STICKとatmosとのトリプルコラボレーションアイテムや、Converseとのコラボレーションアイテムを発表したことが話題のストリートブランド「DOE」も出展。
» 参考:【5周年】上海のストリートブランド『DOE』がコンバースとコラボ
自社で焙煎したコーヒーをはじめ様々なオリジナルドリンクを提供した。

石本 遥路

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