上海のクラブ ルバロンが7年の営業を終え閉店へ
(出典元:ルバロン上海オフィシャルWeChat)
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上海の人気クラブラウンジ「ルバロン(LeBaron)」が7年の営業を終え閉店することが発表された。
パリ発祥のDJクラブラウンジ「ルバロン」は、パリにある本店のコンセプトを受け継ぎ、2006年に東京南青山に姉妹店としてオープン。その後2015年に閉店を迎えた東京店と入れ替わるように2014年に上海淮海路エリアの東湖路にオープン。
上海店はBREAKBOTやM-floのバーバル氏など、海外からも人気DJを積極的に誘致することでも有名で、パリや東京と同様にファッション業界人や感度の高い若者が集う社交場のひとつとして人気を博し、週末は入場制限が続くほどの状況がこの数年続いていたが、2021年6月26日をもって閉店となる。
今年も週末は人で溢れかえっていたため、一概に営業不振が理由とはいえないが、「アークハム(ARKHAM)」や「ミント(M1NT)」に続き、上海のナイトシーンの名物がひとつ幕を降ろす結果となった。
ルバロンの公式声明では「we will have our last dance at Le Baron, and say goodbye to Donghu Lu.」という表現が使われており、中国からの完全撤退ではなく東湖路からの退店という可能性も含みをもたせている。
新陳代謝の激しい上海のナイトカルチャーは数年で景色がガラッと変わるため、トレンドを掴むのが簡単ではないが、その分面白みもあるといえる。
東湖路エリアも、ここ数年は人気クラブスポットとして新しいクラブも生まれ続けている。
Le Baron(ルバロン)
上海市东湖路20号7楼
兒玉キミト
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