【GAPが西安で新店オープン!中国で200店舗を突破】
GAPが西安の首創アウトレットで新店をオープン
2019年9月、GAPが西安の首創アウトレットで新店をオープンしました。この店舗はGAPにとって西安で7番目の店舗となります
この店舗のオープンに伴い、GAPブランドが中国エリアで運営している店舗の総数は初めて200店を突破することとなりました。
「西安は世界的にも有数の歴史がある観光地であり、中国西部の開発をリードしている都市でもあります。ここでGAPブランドが200軒目の店舗を迎えることができてとても嬉しく思います。これは私達にとって重要な象徴的な意義を持っています。GAPが努力して商品をより多くの中国消費者に提供できる戦略に持っていくための重要な一歩です」とGAPグループのアジア小売業執行副社長兼中華区CEOのSteven Sareとのコメントを出しています。
GAPはもともと、百貨店でパンツを購入する際に満足いかなかった体験をきっかけに、アメリカ人のDon Fisher(ドンフィッシャー)とDoris Fisher(ドリスフィッシャー)夫妻が1969年にサンフランシスコのオーシャンストリートで始めた小さなお店でした。
50年の発展を経て、GAPはすでに誰もが知る世界で最も代表的なアパレルブランドの一つとなり、アメリカ式のカジュアルスタイルのシンボルブランドにもなっています。自由、楽観主義、ポジティブシンキングなどをブランド文化とし、スタイルや個性の多様化を受け、トレンドを押さえたデニム、白いTシャツとカーキ色のズボンなどのクラシックなアイテムの組み合わせで、消費者に提案を続けています。
同時に、GAPブランドを基にして徐々に建立されてきたGAPグループ(GAP Inc.)は、世界最大の小売服飾企業の一つとなりました。傘下には
- Old Navy
- GAP
- Banana Republic
- Athleta
- Intermix
- Janie and Jack
- Hill City
などの有名ブランドがあり、2018年度の総売上は166億ドルに達しました。
また、1987年、イギリスに出店したところから、GAPのグローバル化への旅が始まりました。そして2010年11月に正式に中国大陸市場に進出し、北京と上海で同時に出店しました。一年後、香港市場に進出、台湾にも足跡を広げ、中国エリアの全面的カバーを始めました。
現在、GAPの店舗はすでに中国エリアの約40の都市をカバーしています。上海、北京、深圳、広州、香港、台北、成都、杭州、南京、西安、武漢、重慶、蘇州などの都市や、三亜、仏山、昆山、湖州などの3,4級都市と呼ばれる地方都市にも進出し始めました。また、公式サイトとT-mallなどの第三者プラットフォームを通じて、中国でECも展開しています。
Steven Sareは「中国は世界最大のファッションマーケットの一つです。その規模と潜在力を考慮すると、GAPの”中国での旅”は始まったばかりで、私たちは中国市場にとってまだ新しい企業と考えています。私たちはビジネスの長期的かつ持続可能な発展に深く力を尽くし、今後もさらに増やしていく店舗と幅広いオンラインサービスを通じて、お客様に高品質の商品と一流のショッピング体験をもたらすように努力しています」とコメントしています。
中国エリアで200店舗を突破したGAPの次の展開に注目が集まります。
Michelle(林雪深)
※編集サポート 兒玉キミト
【白熱する中国のドメスティックスポーツアパレルブランドたちの戦い】
中国のスポーツアパレルブランドと言うと、李寧(リーニン)とANTA(アンタ)、この2つのブランドがひときわ有名です。この2ブランドはここ2年で中国の国産スポーツブランドの光となり、スタイリッシュなブランドとしてadidasやNIKEなどの国際ブランドを追いかける勢いがあります。
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