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シューズブランドClarks(クラークス)が、中国のスポーツブランド李寧(リーニン)関連の企業に株の過半数を売却

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(出典元:Clarks(クラークス)オフィシャルサイト)
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イギリスのシューズブランドClarks(クラークス)が、香港のプライベートエクイティ(PE)企業莱恩に株の過半数を売却することになった。売却金額は1億ポンド(約135億円)とされている。

1億ポンドの売却取引ののち、創業ファミリーであるクラーク一族は195年の歴史上初めて経営権を手放す形となる。取引後もクラーク一族は一定量の株を保有する見込みだが、具体的な数字は発表されていない。

投資企業である莱恩の経営責任をもつ董事長は中国のスポーツブランド李寧(リーニン)の創始者である李寧氏。このことから、中国現地では「Clarks(クラークス)が李寧(リーニン)に買収され傘下になった」との見方が強い。

デザートシューズで知られるClarks(クラークス)は中国でも知名度が高く、アウトドアアパレルの分野で感度の高い層に特に好まれている。

1825年に創業し、現在では世界に1200を超える店舗を構えるClarks(クラークス)だが近年は経営不振に陥っており、2017年以降は大きな赤字が続いていた。

今回の株売却そして経営権の譲渡によってClarks(クラークス)の中国市場への方向性そして経営戦略に大きな変化が生まれてくることは間違いない。

兒玉キミト

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