【中国のメルカリ】闲鱼アプリとフリマ市場の現状
本記事の内容
- メルカリが3年間で約5倍に成長!フリマアプリの伸び率
- 【8兆円!】中国のフリマアプリ市場【闲鱼,xianyu】
メルカリが3年間で約5倍に成長!フリマアプリの伸び
最近前澤社長のSNSや新サービスなどでも話題を提供し続けているZOZOTOWN。
そのZOZOTOWNの2018年3月記流通総額は、2705億4300万円ととても大きい規模になり、かつまだまだ伸びています。
このZOZOTOWNの流通総額をさらに上回っている成長アプリ。
それがフリマアプリのメルカリです。
メルカリの2018年6月期における日本事業の流通総額は3468億円で、ともに成長を続けるZOZOTOWNを大きく上回っています。
フリマアプリでの取り扱いは衣服やアクセサリーだけではないので、一概に比較はできないものの、すごい規模感です。
メルカリは2013年にサービスをスタートさせ
2015年6月期 → 630億円
2016年6月期 → 1420億円
2017年6月期 → 2480億円
2018年6月期 → 3468億円
とすさまじい勢いで成長を続けています。
また、経済産業省が2018年4月にまとめた「電子商取引に関する市場調査」によると、フリマアプリの2017年における推定市場規模は前年比58.4%増の4835億円と、日本のフリマアプリ全体の市場規模も大きく成長し続けています。
この成長スピードが続いたら、2019年には1兆円を軽く突破するとみられています。
アパレル市場全体と比べるとまだ規模は大きくないものの、
成長スピードを考えると、数年以内にアパレル市場規模を超えていくと思われます。
【8兆円!】中国のフリマアプリ市場【闲鱼,xianyu】
そして、この日本のフリマアプリ市場をさらに上回る勢いで成長しているのが、中国のフリマアプリ市場です。
中国のフリマアプリ市場は、すでに5000億元(≒8兆円)を超えていると言われています。
また、日本と大きく異なるポイントとして、中国ではフリマアプリ上で「自分の時間(写真撮影やお手伝い、掃除、デザインなど)」や「空間レンタル(airbnbのような感覚)」を販売するユーザーも多く見られ(日本の『ココナラ』に近いです)、これらも含めると1兆元(16兆円)を超えていると言われています。
中国が副業ウェルカムな国民性、社会性であることも、
フリマアプリ全体の成長に拍車をかけています。
この巨大な中国のフリマアプリ市場の中で最も高い認知度を誇るのが、アリババグループの闲鱼(xianyu)です。
闲鱼はアリババグループの淘宝(taobao)内の中古取引用サービス淘宝二手から始まったサービスです。また、闲鱼のアカウント数は2億を超えており、そのうちの52%が90、00年代生まれです。
この中国の若者のエネルギーが、このアプリを支えています。
また、売り手側のアクティブユーザーは1600万人で、売り手の数だけでみると、淘宝(タオバオ)をも超えています。
淘宝(taobao)と同じアカウントIDを活用できるのも魅力で、ユーザーが気軽に始められ、また住所入力などの煩雑な手続きを簡略化できることも人気に繋がっています。
スマホEC抜きにはマーケットを語ることができなくなった中国ですが、日本と同様に、フリマアプリ抜きにも、語ることができなくなってきていると言えます。
メルカリも闲鱼も、注目が続きます。
兒玉キミト
【PayPayとは?】中国WeChatPayと比較した電子決済
「PayPay」とは、ソフトバンクグループのソフトバンク・ビジョン・ファンド(SVJ)が投資するインド最大の電子決済サービス「Paytm」の技術を受けたサービスです。これまではモンテローザグループの飲食店が主な利用可能先でしたが、ファミリーマートや旅行代理店のH.I.S、そしてビックカメラやヤマダ電機、エディオンなどの量販店も利用可能となり、利用の幅が広がりました。
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