【ESPRITが5月末で中国を完全撤退】ファストファッション経営の難しい中国市場
ESPRITが中国から完全撤退
ESPRITは5月末に全ての店舗を閉店し、下半期に巻き返す予定があるそうです。
アメリカ西海岸のアパレルブランドESPRITは2020年5月31日をもって中国本土の全ての店舗閉店すると発表した。
旗艦店の発表によると、会員プログラムも5月31日で終了する予定。半永久的な全面撤退ではなく、再建を図るための策という話もあるが、再建を目指すにしても、実質上の全面撤退であることは間違いないだろう。
UNIQLOの好調は目を引くものの、ESPRITに限らずZARAやGAPのようなファストファッションの中国市場での不調が続いている。FOREVER21が2019年5月に、GAPグループ傘下のOLD NAVYが2020年3月1日に全面撤退したことも記憶に新しい。
» 参考:【Forever21が中国市場から完全撤退】
低価格で新商品を続々とリリースする中国ブランドのひしめく中国市場において、コストパフォーマンスを売りにするファストファッションブランドは、改めて自身の立ち位置を決めていく必要があるだろう。
ファストファッションブランドは、コストパフォーマンスがいいだけでは中国では成功できない。自分たちの思い描くブランド価値を消費者に届けることができるのか。
市場規模は大きいが難易度の高い中国ファストファッション市場での戦いは続く。
Michelle(林雪深)
※編集サポート 兒玉キミト
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