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上海ファッションウィークがアリババグループTmallでのオンライン開催を発表

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3月26日からの開催の延期が発表されていた上海ファッションウィークから、続報となる発表が行われた。

今季2020秋冬は、アリババグループと提携し、Tmall(天猫)内にて上海ファッションウィークを実施する。

時期は3月24日から30日の一週間を見込んでおり

  • 上海新天地でランウェイショーを実施予定だったブランド群
  • 合同展LABELHOODに参加予定だったブランド群

といった形で、その他のブランドが参加できるカテゴリも含め、いくつかのチャンネルのような形をTmall上に配置し、スマホやパソコンを通して新商品を体験し、オーダーできる仕組みを作る。

ブランドによっては、開催時期より前からティザー広告としての動画コンテンツなどもTmall(天猫)内にて投下される見込み。

なお、上海ファッションウィークのオフィシャル合同展示会であるMODE shanghaiやontimeshowからは今回のプロジェクトについての連動は現時点ではまだ特に発表されていない。

新型コロナウィルスの問題を受けての今回の対応だが、ファッションビジネスにとって新しい形での世の中への問いかけという意味ではとても興味深い。日本やその他の国でもオンライン上でオーダーを取る仕組みは過去にもあるが、その国でトップのEC企業のプラットフォームをフルに活用する今回のケースはとても特殊といえる。

時期も迫っており、特殊な仕組みであるため、運営側との連携のしやすさにより、今回は通常よりも中国ブランドの参加比率が大幅に高まることが予想される。

新型コロナウィルス問題の事態収束を国を挙げて最優先させながらも、経済復活のための打開策を考え続ける中国ファッションマーケット。

例年とは違う形で、上海ファッションウィークに注目が集まる。
» 参考動画:【コロナウィルス】中国経済への影響は?【日系アパレル企業の対応】

兒玉キミト

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