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「イーストチャイナフェア」が中国で始まります【春の祭典】

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(引用元:East China Fair 2019)

本記事の内容

  • イーストチャイナフェアとは?
  • 会場までの行き方や利点・注意点!
  • 【攻略】イーストチャイナフェアのポイント

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イーストチャイナフェアとは?

イーストチャイナフェア
(出典元:East China Fair 2019)

イーストチャイナフェアは中国上海にて年に1度開催される中国最大級の商品見本市です

1991年から開催されており、2019年で29回目を迎えます。中国各地の企業がブースを出店し、各々持ち寄ったサンプルを展示します。

以前公開されていたデータによると海外からの来客数のうち日本人が占める割合は46%という事でした。日本からも非常に注目されている展示会なのです。

会場までの行き方や利点・注意点!

上海新国際博覧センター

詳 細

展示会場:上海新国際博覧センター(Shanghai New International Expo Center)

住所 上海浦東龍陽路2345号
最寄り駅 地下鉄2、7、16号線の龍陽路駅 浦東国際空港より車で45分
リニアモーターカーで20分
主な展示物 各雑貨、衣服、織物、家庭用品 等
出店スペース 総面積約126,500平方メートル
出店ブース数 5,000個以上
来場者数(2018年度) 約37,000人(中国国内から15,000人、海外から22,000人)
来参加国 日本、韓国、ポーランド、リトアニア、マレーシア、タイ、ネパール、パキスタン、インド、ミャンマー、インドネシア、ベトナム、カシミール、アメリカ、香港、中国中華人民共和国

下記の公式HPでも詳細ご確認頂けます
中国華東輸出入商品交易会(East China Fair 2019)

利 点

・中国各地の特産品が分かる。
当展示会は、上海ブース、深センブース、山東省ブースという形で都市別に区切られています。貿易商社の多い上海、成型物や電子部品に強い深セン、ニットやタオルが得意な山東省といった様に、ブースを観察すると各産地の得意分野を理解する事が出来ます。

例えば、私が生産する アイテムに「傘」が有りますが、中国国内だと福建省と浙江省に工場が多く見られます。

時に、特産地以外の場所に工場があったりしますが、同業種の工場が集中している地域の方が部材の調達、副資材の生産、外注工場の数の面で効率が良い場合が有ります。
※のちに自ら工場を探す際、特産地を知っておく事は有利に働くはずです。

・商談が効率的
海外で開催される展示会の中国ブースとは違い、各ブース内に出展企業のセールス担当と代表者が駐在している事が多く、より正確な商談をする事が出来ます。

そして、最近は多くのブースで「日本語や英語での商談」が可能になっています。

サンプルや企画書を持参すればその場で見積もりも手配出来ますし、目的の生産品が見つかればショー終了後の日程で工場視察を行ってしまうお客様もいらっしゃいます。。

展示会で工場と商談する際の注意点

・貿易商社出展か工場出展か要確認
ブースの全てが工場出展とは限りません。近年は多くの貿易商社も出展しており、工場との直接貿易を希望の方にとっては見当違いとなる場合が有ります。

まずブースで「工場か、商社」なのか確認する事が大切です。

時には「工場と協力してます」「自社工場です」という表現を使う場合も有りますので注意が必要です。例えば、工場が出展するブースの特徴は、展示商品に一貫性があり、色々な種目を置いていない点です。

・通 訳
ブースで通訳を務める方が工場に常にいるとは限りません。通訳のみで臨時的に出展を手伝っている事も有ります。

後日、再度工場に連絡してみて展示会で会った通訳さんが居らず、コミュニケーションが全く上手くいかない等の問題も見受けられます。さらに、通訳のみ担当される方は商品に精通してない場合も多々ありますので注意が必要です。

・事務所と工場の所在地が別
事務所は上海等、海外からアクセスしやすい場所にあり、工場はまた他の都市に所在しているというケースです。

全てが該当する訳では有りませんが、前述した様に、連絡先が工場ではなく商社だったという場合もありますし、事務所担当者が工場に全く行った事が無いなどというケースも多くあります。

確認事項をすぐに工場の現場で確認出来る方が効率は良いので、工場と連絡先の事務所が同じ場所にある方が安心で便利です。

【攻略】イーストチャイナフェアのポイント

上海

1:入場に関して
海外からの参加者は無料で入場が可能です。多少手こずるかもしれませんが中国語無しでも手続き可能です。入場の際に名刺の提出が必要なので忘れず持参する様にして下さい。

2:会場の歩き方
ブースはWとEに分かれており、ある程度品目毎に出展ゾーンは分かれていますが、見当はずれのところに目的のブースがあったりもしますので全部見回る事をお勧めします。

私のこれまでの経験上、しっかり長めに商談されるお客様で2日半、目的が決まっているお客様で1日半あれば目的が達成できると思います。

3:装 備
名刺、筆記用具、ホッチキス(もらった資料や自分のノートに名刺を取り付けたりする為)、メジャーは必須です。

例年、会場内に敷きつめられているカーペットの質が悪く、1日歩いているとカーペットの毛が靴にこびりつくという事も有ります。歩きやすい、白以外のスニーカーがお勧めです。

4:食 事
会場内にもマクドナルド、ファミリーマート、KFCが有ります。しかし、どれも簡易版となっておりメニューも少ないです。

クオリティ重視の方は、会場の北側に「ケリーセンター」が有りますのでそちらをご利用ください。香港式レストラン、スターバックス、日本食、ハンバーガー、コンビニ等、割と安心できるラインナップとなっております。

5:最終日に注意
最終日の午後に入ると片付けを始めてしまうブースが非常に多いです。
最終日は午前中のみ稼働、という認識が安全です。

6:ホテル、航空券
ホテルの空室状況、価格はそこまで影響が出ませんが、日本からの航空券の価格は高騰します。注意が必要です。
» 参考:【上海おすすめホテル】エリア別!日本語が通じるホテルもあります

本記事のまとめ

イーストチャイナフェア

私は12年雑貨の生産業界に身を置いていますが、毎年この展示会を視察する様にしています。広州交易会よりもより日本向けという印象で、トレンドも分かりますし、毎年何か新しい発見が有ります。

各お客様には、「もし新商品生産の為に新しい工場を探す必要が有るのであれば、出来るだけ当展示会の開催日程前までにご連絡下さい」とお伝えしています。

工場を探す上で、非常に便利な展示会となっています。
是非いらっしゃってみて下さい。

2020年は私も出展を計画中です(未決定)。

Daisuke Tominaga

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