アパレルブランドKMT DESIGNが中国LAWSONと手を組み、コラボレーションマスクを発売
KMT INC.が手がけるアパレルブランドKMT DESIGNが中国LAWSONと手を組み、コラボレーションマスクを発売した。抗菌性があり、かつ着用時に清涼感のある生地を採用しており、何度も洗っての使用も可能。
KMT DESIGNは、2015年にスタートした、クリエイティブディレクター兒玉キミト氏によるデザインプロジェクト。
上海ファッションウィーク期中の合同展示会や上海市内でのポップアップイベントに参加し、中国を中心に活動を進める日本ブランド。
「ファッションは日々の暮らしの中のひとつのスタイル、態度」という兒玉キミト氏の想いのもと、生活のさまざまな場面で、ファッションを楽しめるようにプロダクトをデザインしている。
今回のマスク開発は、中国では新型コロナウィルスCOVID-19の生活への影響はだいぶ和らいだとはいえ、感染の再拡大を避けるために公共機関を中心にまだまだマスク着用の機会が多い中国の日々の暮らしに根ざした商品開発といえる。
今回のコラボレーションマスクはブラックとブルーグレーの2色。中国全土に向けて、LAWSONのWeChat内ミニプログラム罗森点点にて購入することができる。
発売にあたり、2020年8月17日には、WeChat内ミニプログラム罗森点点にて商品を紹介するライブストリーミング配信も行われ、配信中も配信画面から購入できるシステムが採用された。
デジタルマーケティングの進む中国らしい商品発表となった。
“デジタルマーケティング”と”ブランド間(企業間)でのコラボレーション”。中国でのトレンドが色濃く反映された商品展開といえる。着用イメージLOOKのモデルには中国人スタイリストの天天を起用し、フォトグラファーには、上海在住で、ストリートスナップに定評のある富永大介氏が起用された。
今回のスタイリングには、KMT DESIGNのロゴの由来にもなっているブランドの立ち上げアイテム、ビーニーキャップも使われている。
中国 上海を中心に活動を進めるKMT DESIGNだが、今秋には中国 西安での新作の展開も控えている。
Michelle(林雪深)
【中国消費経済の24時間化】デジタルが夜を輝かせる
ショッピングモールや百貨店もこぞってライブストリーミングなどの中国のデジタルマーケティングに参入し、ブランディングや商品紹介に注力している。オフラインの実店舗の閉店後もプロモーションや販売を行えるデジタルマーケティングはとても合理的で、流行に拍車をかけている。
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