【PROJECT TOKYO 中国マーケットレクチャー】
本記事の内容
- 今の上海をどう攻めるか、日本と違う展示会事情
- 地方都市の活性化
- 兎にも角にも“Wechat”
今の上海をどう攻めるか、日本と違う展示会事情
7/24(水) PROJECT TOKYO主催の元、日本ブランド、企業が中国に進出するために必要なノウハウを提供する講演会が行われました。
日本のブランドや企業が中国に進出する際のステップとして外すことのできない合同展示会。昨シーズンの合同展示会に出展したブランド数は約120、10シーズン前までは約10ブランドでした。
この数からみてもここ数年でどれほど中国マーケットが盛り上がっているかが分かるかと思います。
日本の合同展示会と異なる部分としては、アパレル、アクセサリー部門含め試着頻度がかなり高い点や、展示会場での買い付けを求められるケースが多い点などがあります。
また本進出を前に、ポップアップショップやショップインショップをテストマーケティングとして活用する機会も見られるようになってきました。
地方都市の活性化
北京、深セン、上海、広州の一級都市だけでなく、新たに中国国内で制定された新一級都市、成都、杭州、南京、武漢、天津、西安、重慶、青島、瀋陽、長沙、大連、厦門(アモイ)、無錫、福州、済南の15都市の盛り上がりも見逃すことができません。
上海、北京を中心としたファッションシーンの盛り上がりは経済成長とともに新一級都市も活性化を見せています。
また地方セレクトショップのバイヤーやオーナーは自身をアイコン化しSNSを利用し、ビジネスに繋げることも珍しくありません。
InstagramやWechat内のタイムラインに投稿をし、彼らがSNS上で着用したアイテムから売れるといった事象が多く見受けられるようになってきました。
兎にも角にも“Wechat”
現在の中国では「Wechat」が欠かせません。
中国ではキャッシュレス化が進んでおり、様々な支払いもこのアプリでやり取りをし、バイヤーとの連絡や、社内での共有事項も「Wechat」で行います。
日本と異なる部分として、展示会場でも名刺交換をするといった行為はほとんどなく、Wechat IDの交換がメインで行われています。デポジット金もWechatを使い、その場で決済するバイヤーも少なくありません。
これらのケースは現在の中国を知る一例に過ぎません。世界の中心になりつつある中国は今後のファッションシーンを担う重要な存在になることは間違いありません。
中国のみならず、商慣習や文化の違いを理解することが海外進出の第一歩なのではないかと感じています。
登壇者 児玉キミト
KMT INC.
(編集 石本 遥路)
【1990年代生まれが牽引】中国のファッションマーケット
人口はアメリカの4倍以上、GDPをみても一位に肉薄しており、ここ10年以内に世界ナンバーワンの経済大国になることが確実視されている中国。現在中国では生活水準の高まりや所得が増えたことにより、”ファッション”に対する消費が増加しています。国全体での消費ももちろんですが、最近では90後の後世代、95後(95-99年生まれ)がメインとなりファッションの消費額を引き上げています。
人気記事【アジアのHUBは未だ東京か?】“TOKYO” FASHION WEEKを通じて考える
人気記事【サスティナビリティとエシカルファッションの現在地】
メンバー【募集】海外と日本を“ファッション”で繋ぐ#WFオンラインサロン