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中国EC業界の一年で最も規模の大きい「独身の日」ダブルイレブンセール【2023】

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ライブコマースが引き続き急伸

10月31日から本格的に販売をスタートした中国EC業界の一年で最も規模の大きい「独身の日」ダブルイレブンセールが11月11日終了した。
以前は凄まじい勢いで売上を更新してきたこのイベントも、ここ数年はEC市場減速に加え、コロナ後の景気低迷により、伸び率は落ちてきている。

元々はアリババグループが始めたこのセールイベントだが、今は中国中のECプラットフォームが参戦。
今年は全てのプラットフォーム合計で1兆1386億元(約23.2兆円)の流通額となり、前年比で+2.08%となった。

近年は割引や最安値を打ち出す傾向が強まっていることもあり、ライブコマースでの販売が伸びており、ライブコマースだけでみると前年比+19%、総合ECプラットフォームだけでみると前年比-1%となっている。

またプラットフォーム別の売上としては、総合ECプラットフォームでみると依然アリババグループのTmall(天猫)が首位(JD(京東)が2位、拼多多が3位)だが、ライブコマースでみると中国版Tiktokである抖音が首位で、アリババグループのタオバオライブ(点淘)が快手に抜かれ3位に落ちたことが話題に上がっている。

カテゴリ別の売上としては、家電が首位、デジタル製品が2位、アパレルが3位、メイク・スキンケアが4位という結果となった。

 

 

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