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グラフィックデザインの目的である5W1H【デザインに関わる方へ】

Creative

疑問

グラフィックデザインを始めたばかりの人「とりあえずソフトもひととおりは使えるようになって、色々と作っているけどなんかうまくいかないな、、、なんでなんだろう??」

こういった漠然と腑に落ちない感覚になっている、初心者の方は多いのではないでしょうか。

その理由の大部分がデザインの良し悪しの前に、グラフィックデザインの目的を明確にしないまま、ただなんとなく作ってしまっている事に原因があります。

例えるなら、目的や目標がなくてただやみくもに筋トレするのと、目的や目標を設定してそれに向かって筋トレするのでは成果が確実に違いますよね?

この記事ではプロのグラフィックデザイナーの視点から、正しい目的の設定方法を『5W1H』という基礎をもとに解説していこうと思います。

本記事の内容

  • グラフィックデザインの目的を考える
  • 目的を明確にするための『5W1H』とは?
  • 実際に『5W1H』を一つのデザインをもとに解説していきます

また、制作する側だけではなく、デザインを依頼する側などデザインに関わる方全てに知ってもらいたい基礎知識になります。

読み終わるころにはグラフィックデザインの『目的』を明確にする事の重要性が理解できると思います。5分程度で読み終えるので、是非ご一読ください。

グラフィックデザインの目的を考える

graphicdesign

前述した通りですが、グラフィックデザインを初めたばかりの頃は目的を考えずに、やたらと色味やフォントにこだわってみたり、見た目だけを追求しがちです。

今では筆者はプロのグラフィックデザイナーと名乗っていますが、デザインの目的を考えていないデザイナーも実際にはいます。お金を貰ってデザインをしている立場なのにです。。皆さんは意外に思うかもしれませんが、目的の部分をちゃんと設定せずに、世に出てしまっているデザインはあります。

デザイナーやカメラマンなどは、特に資格や免許のある職業ではないので、極端な話をすると、自分で名乗ってしまえば今日からあなたも『デザイナー』になれてしまいます。

実際はこのようにあいまいな世界なので、作る側も依頼する側も最低限の知識は必須ですね。

  • グラフィックデザインが必要な場面
  • クラウドソーシングサイトを例に検証
  • 結論:何か指標となるものが必要

それでは順に詳細を見ていきましょう。

グラフィックデザインが必要な場面

現在ではパソコンやスマホの広がりと共に、個人でも簡単にデザインを作れる時代がきました。グラフィックデザインソフトも月額制で格安になり、スマホのアプリでデザインが完結してしまう物もありますね。もしくは、専用のソフトをオンライン上で操作して、データを完成する事が出来るなんてことも。

また、家庭用プリンターの普及によりデザイナーだけではなく、一般の人もプリンターで印刷、または印刷会社に注文する機会が増えているのではないでしょうか。
» 参考:【初心者向け】グラフィックデザインにおける印刷の基礎知識【重要】

例えば会社周りで身近なグラフィックデザインでいうと、名刺,Webサイト,ロゴ,など。プライベートでいうと、簡単なアルバム写真集,寄せ書き,結婚式の手作りウェルカムボードなどもグラフィックデザインの部類に入ります。

このように普段の生活の中でもデザインが必要な場面は多々あります。

クラウドソーシングサイトを例に検証

それでは次は具体的にクラウドソーシングサイトの簡単なデザイン依頼例をもとに、見ていきましょう。このような具体例を検証すると、目的を設定することの重要さと、曖昧なまま依頼する事が、いかにデザイナーと依頼主の双方にとってマイナスなのか分かります。

悪い例とまでは言いませんが、クラウドソーシングサイトは登録さえすれば、誰でも簡単に依頼ができる分、発注する側に知識が足りない事がとても多いのが実状だと感じます。実際にありえる、大まかな例と仮定して紹介します。
※『クラウドソーシングサイト』とはインターネット上のサイトに登録し、オンライ上で仕事の案件を探し、契約(受注)をします。基本は在宅で作業ができる、新しい仕事の形です。

  • ケース1:インターネット回線のチラシ制作
  • ケース2:アパレルブランドのオープニングセールポスター制作
  • ケース3:お洒落で素材にこだわりのあるラーメン店のWebサイト制作

インターネット回線のチラシ制作

〇〇〇ブランド○○光のチラシ作成です。おおよその内容は決まっていて、文章やレイアウトを依頼します。

  • サイズ:A4
  • ページ数:1ページ
  • 素材:文章は相談して決めたいです
  • デザイン内容:参考にしたいチラシの見本があります
  • 雰囲気:内容の説明を重視したい
  • 納期:3週間
  • 報酬:15,000円

【目的が分からない部分】

»なぜこのチラシを作るのか?○○光に加入してもらうため?
»誰に向けて訴えかけたいのか?

アパレルブランドのオープニングセールポスター制作

△△△ショッピングモールに新しくオープンするアパレルブランドのポスター作成です。新規オープンなので全商品40%の割引があります。

  • サイズ:B1
  • 素材:文章はこちらで用意します
  • デザイン内容:ブランドロゴと割引を目立たせたい
  • 雰囲気:新規オープニング感を重視
  • 納期:2週間
  • 報酬:20,000円

【目的が分からない部分】

»実施期間は?
»誰に向けて訴えかけたいのか?

お洒落で素材にこだわりのあるラーメン店のWebサイト制作

お洒落で素材にこだわりのあるラーメン店のWebサイト作成です。女性のお客様をメインにアピールしたい。

  • 素材:ロゴや画像,文章は支給します/li>
  • デザイン内容:女性客にも受け入れられるようなデザイン
  • 雰囲気:柔らかい雰囲気
  • 納期:5週間
  • 報酬:80,000円

【目的が分からない部分】

»なぜ女性客に向けてアピールしたいのか?

このように、足りていない部分や疑問に思う部分が多いです。もうすでに契約が決まっているなら別ですが、クラウドソーシングの場合はコンペディション(優れたデザインを採用)形式になることが多いので、依頼主に質問ばかりする訳にはいきませんね。

それでは依頼する側と、
制作(デザイン)する側に何が必要なのかという事に続きます。

結論:何か指標となるものが必要

前述の例のように、結局どのようなポイントで作ればいいのだろう?目的はなんだろう?など疑問点があるままに作り始めてしまうので、作り手と依頼側にも完成したものに対する差がうまれてしまいます。

これはどうしてもしょうがない事でして。相手の要望を聞き取るには、質問はできれば良いのですが、毎回そういう訳にもいきません。

そこで依頼主と制作(デザイン)する側に共有できる指標が必要となります。

目的を明確にするための『5W1H』とは?

5w1h

5W1Hとは主に広告,デザイン,企画,マーケティングなどで正しく目的を伝えるための6個の基本要素になります。実は皆さん、普段の生活の中でも自然と使っているのですが、5W1Hは意識することにより相手とスムーズにコミュケーションを取ることができます。

  • When:いつ
  • Where:どこで
  • Who:だれが
  • What:なにを
  • Why:なぜ
  • Why:How & How much:どのように,いくらで

プロモーション例

具体的な考え方として、ファッションブランドの春夏シーズンのセールプロモーションを5W1Hをもとに考えてみましょう。

When:いつ

»実施期間・期限
6月25日〜7月10日

Where:どこで

»実施場所・媒体・エリア
全国の実店舗50店で実施

Who:だれが

»ターゲットとなる人
ブランドのコアなお客様

What:なにを

»商品名・商品情報・対象内容
2018年の春夏アイテム

Why:なぜ

»目的・企画理由
在庫をなくすため

How & How much:どのように,いくらで

»手段・方法・予算・費用
XXXX万円
セールプロモーション人件費
Web広告,雑誌広告,新聞広告
店舗資材
30〜50%OFF価格

このように5W1Hを考えることで、実際のビジネスの分析もできますし、グラフィックデザインの依頼があった際のオリエンシートとしても使用することができます。

実際に『5W1H』を一つのデザインをもとに解説していきます

sale

それではファッションブランドの春夏シーズンのセールプロモーションのポスターをもとに実際にグラフィックデザインへ、5W1Hを落とし込んでいきます。
※解説用の仮の内容となります

ポスター解説

ポイントさえつかんでしまえば、特別に難しい事はありません。上記載のように、順を追って5W1Hをもとにデザインを構成していきます。

まとめ:『5W1H』は様々な事に応用が利きます

5w1h

記事のポイントまとめ

  • 依頼主と制作(デザイン)する側に共有できる指標が必要です。
  • 5W1Hとは正しく目的を伝えるための6個の基本要素。
  • 普段から5W1Hを意識するとコミュニケーションもスムーズ。

5W1Hはデザインや広告だけではなく、社内のメール,プレゼン,戦略プラン,問題の解決など様々な事に応用できます。
また、デザインを依頼する側も、発注する際に、5W1Hをちゃんと明確にできているか確認する事で、スムーズなコミュニケーションに繋がっていきます。

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